朝と食パン

生活がある

それは宝物だった。

今日は暖かかった。風は冷ためだった。


こんな本を買った


澁澤龍彦コレクション』全3巻

各巻にテーマを決めて、澁澤龍彦が世界の名作怪作の文章を引用し続ける


買っちゃいました

1巻は置いてなかったので買えなかったけど

前から気になっていた本でございます

澁澤龍彦さんは、サドの日本語訳で有名な作家、エッセイスト、美学の人、ですね

彼はサドの日本語訳なんてしちゃう人だから、変な人です

美しい文章を書ける変態です

もし、彼を知らない人が居るのであれば、少し大きめの本屋であれば彼の文庫本は置いてあるので是非いくつか読んでみてください。とっても素敵な本ばかりですよ

今回買った2冊に入っている澁澤の文章は 序 だけです

他は全部1〜3ページ分の引用 百と数十編

ちょっと読んで思ったこと

美学的な変態が選んだ珠玉の文章ばかりだからね、読むのに体力が要る

ほんでもってすごく面白い

あんまりこの本について語ってもたぶん澁澤先生も喜ばないと思うのでこの辺にとどめておきます


つーか、もしかしてこのブログは本について書き過ぎなのでは……?という疑問が浮かぶんだ



待ってくれ



そんなつもりは無いんだ

私は平生のことを書き留める日記くらいのつもりでこれを書いているんだ

本について書きたいわけじゃないんだ

毎回違うことを書いているんだつもりだったんだ

ほら、筑波山八ヶ岳じゃあ登山に必要な装備も経験も全く違うだろう?

共通するのは山っていう属性だけだ

本だって同じさ

タイトルが違えば、全く別物

共通するのは文字が印刷された紙の束っていうことだけだ

だからね、毎回違うテーマパークについて書いてるようなものなんですよ

そんな目をしないで


ってわけで読書に明け暮れます

愛する理由を愛してるんだ

試験は予定通りアウトでした。と、思いきや意外と行けてしまった。雨が味方した!


職業適性診断 ってありますよね。あの、広く認知されているけれど、胡散臭さしかないアレですよ。

アレでね、私は大体いつも、いつも、「芸術家」「宗教家」「数学者」を勧められるんです。

ほら、この3つの並びってツッコミどころしかないじゃないですか。

芸術家 宗教家 数学者

どこからツッコめばいいのか分からないくらい、溢れんばかりじゃないですか。なんなら揺らさなくても零れてるみたいな、そういう並びじゃないですか。界面活性剤でゆるゆるの水じゃないですか。

だから、あえてツッコミは避けるんですけど

でもね、この並びからね、ひしひしと感じることがことがあります

診断くんの「お前は人間に向いてないよ」って突き放すような声。


芸術家 宗教家 数学者


ですよ。診断くん少し冷酷。そこまで言う必要はないだろって

せめて、せめて、数学者は文学者であって欲しかった。意味はそんなに変わらないんだから、せめて文学に従事させて欲しかった。


そんな適性診断、性格診断だけど、性格診断は企業の人事なんかにも使われると聞いた。

たしかに

《死にたいと思うことが》⚪︎ よくある

みたいな人は採用したくないと言うか、ちょっと「うっ」ってなるな。「こんなに元気に丸つけちゃってるな。」ってなるな「まるで水を得た魚のようだ」ってなっちゃうな

正直に丸を付けないように気をつけましょう

性格はそういうところに出るんです。



閑話休題



こんな本を読んだ。


檸檬を丸善に置く


梶井基次郎の『檸檬』だね。

傑作です。傑作。高校の授業でやった人も多いでしょう。私のところではやりませんでしたけど

たった今、授業で『檸檬』って一体どんな授業なんだ……?という疑問が脳裏を掠めました。でも小説の授業なんて何やってんだかよくわからないもんですよね。

今日初めて知ったんだけど、この人は小説『檸檬』と全く同じ内容の詩を一編書いてたんだね。梶井自身もこの話を気に入ってんだなって微笑ましいね。でもでも、なんでわざわざ詩と小説を両方書いたんだろう。そもそも出版はどっちが先なんだろう

青空文庫の奥付だと、詩の底本が全集だからどっちが先かよくわからない。

Wikipediaを見てみたけれど、まあよくわからない。

今後の課題ですなー


『檸檬』国文学徒はみんな好きです。

ですから、適性診断の質問は

丸善に檸檬を》
⚪︎置く
どちらかといえば置く
どちらかといえば置かない
置かない


こうなります。

これは間違いなく国文学サイドの人間です。国文学生はどうしたってそうなっちゃいます。

捻くれ者なら一度は憧れる。それが、レモン爆弾なんですねー


そういえば、この前紹介した本のタイトルは『レモンタルト』だった

レモン尽くしの2月

レモン文学フェア

フルーツ文学フェアなんてのは面白いかもしれない

桃太郎から始まり、檸檬まで

季節で追ってもいいかもね

あるいは、日本人は果物とどう関わってきたのか?なんつってね

源氏物語には何種類の果物が登場します。なんつってね

ここに、アイデアを原型のまま放っておこうね

ふっふー

ここから見える明日

寒い。2月は寒さと暖かさが3:1くらいでやってくるよな、体感。


明日、ちょっとした試験があるんだけど、受かる気が全くしない。(一応言っとくけど、大学受験じゃないっすよ。)

なんで受かる気がしないかって、お前全く勉強してないからだよな。微塵も。

受けるのにも金がかかると言うのに、全きダメ人間である。


そうです!ダメ人間!

もしも、義務に対して誠実でない人間をダメ人間と言うのであれば、私は一般的なダメ人間だ。

レポートを書けと言われたら、読んでない小説が捗る

いざ暇になれば、ぐーたら寝て過ごす

試験があると分かっていながら、ゲームをする。

ダメ人間ですよ。

ある時点で、「最も最善と思われる行動」なんて取った試しがございません。

それでいいじゃないか!



ってことでね

久しぶりにネト碁にログインしたんですけど

級位が二つも下がってました

ログインしてない期間にもレートが変動するタイプのあれだったんだね。2週間で二つも下がるとは思わなかったよ。1週間に一度のペースってことは、サッサともう一回級上げとかないと、めんどうなことになっちゃうんだなあ。


これは明日の勉強なんてしてる場合じゃありませんなあ!!

はい。

囲碁ね、まだまだ級位者だけど、囲碁をもっと一般に広めたい欲求はすごく高いんです。“碁盤”と“碁石”ってあんなに自由度が高そうなのに、遊び方って囲碁五目並べくらいしかないじゃん。もっと色々できると思うんだ。碁石と碁盤のキャパシティを信じたいんだ。

で、色々考案してはいるんだけど、どれもイマイチなんだよな。

たぶん、江戸時代くらいにも同じようなこと考えた人が居ると思うんで、その辺の研究を漁ってみたくもある。

将棋ブームに乗っかれ、囲碁囲碁界全体にマーケティングという言葉は存在しないぞ!宣伝が下手だ!



閑話休題


小説の、書き出しってチヤホヤされるよね。

トンネルを抜けると云々。

兎角地上は云々

でも、終わり方が好きな小説もあるじゃないですか

そりゃあまあ、終わり方を抽出したら、ネタバレになっちゃうわけだから、そう簡単にチヤホヤはできないかも知れないけれど。

それでも、作家だって、始まりに注ぎ込むセンスと同じだけの分量を終わり方に与えてると思うんだ。



そんなわけで、そろそろ明日の勉強をしたいと思います。間に合え、私の頭脳。

こんこん小山の子兎は

今日さー、めっちゃいい気候だったんだわー。春めいた感じ?

ほんでね、病院行ったんだ。午後3時くらいに、びょういん。アトピーみたいなのがしつこくてね。
でね、地元で皮膚科があるのが、ちょっと田舎道入ったとこなんすよ。

この気だるさを感じる暖かさのなか、自転車でもって田舎道を走るとね、気分が良い。とても良い。気だるさ方向で気分が良い。小・中学生が下校してたり、道で遊んでたり、牧歌的。

小学生ってすごくウロチョロする。ちょっと横道を覗いたり、地面に座ってみたり、見てて楽しい。なんだあの生き物は。

男子中学生は、円になってサッカーボールを蹴りあってる。いいね。「それ、ほとんど蹴鞠だよ」って言ってあげたかった。でも、出来れば蹴鞠だということを知らずに生きていてほしい。だから何も言わなかった。


そんな風景の一部に自分が居るとね。


「ああ、死ぬなら春に死にてぇ」

って思っちゃうもんだ。そういうものだよね。なんの脈絡もなく、閃いちゃう。春に死にたいなって。

まいったね、いつの間にか、声に出しちゃったもんね。ボソッとね。「春に死にてぇ」って。自転車ゆっくり漕ぎながらね。

言って、ハッとして

「お前は西行か!」

って、つい大声で突っ込んじゃったね。ハッとすると声を出す癖があるからね、私には。直前のボソッに対して、相当大きい声が出たよ。その高低差たるや、野茂のフォークボール。分かりやすく笑点で言ったら、「それじゃあダメじゃん春風亭昇太です!」くらいには出ましたよ。

ちょうど黄色い帽子の小さいランドセルが横を通ってるときだった。私はニコと微笑んだ。ランドセルは何を察したのか、既に遠くへ走り出してた。

西行がトラウマにならなければいいな。

いやいや、もしかした今日の警察へは「西行!」と叫ぶ不審者が報告されてるかもしれない。

あの田舎道あたりは気をつけましょう。と朝の会で先生が注意するかもしれない。

国語好きが調子に乗って西行を解説するかもしれない。

大丈夫です。私は滅多にあの辺りにいきません。安心ください。

あ、

来週も来いってお医者さんに言われたな、そういえば。

前言撤回。

来週も不審者が表れるかもしれない


今度は今日みたいな牧歌的な気候じゃなければいいね、西行法師さんっ。

大酒煽ることを教えられるのが落ちだぞ

今日も寒いね。


春休み入って思ったんだけど、大学は授業数が多すぎる。もっと少なくていいな。必要な講義を週に一桁やるくらいが丁度いい。

実際、リタイアしてる人たくさん知ってる。あいつ見かけないなー。って思ってメールしてみたら「大学辞めた」とか、普通にいる。理由は知らんけど。理由知らないんじゃこの話題意味ねーな。

でも、居ますよね。「居ないなー」、って思ったら、大学辞めてた人。この一年で両手は埋まる程度には見てきましたよ。

すごいね。簡単に辞めちゃうんだもの。

身軽。

いや、簡単かどうかは知らないけどさ。少なくとも、入って数ヶ月で辞めるって決められる、その決断力?あっぱれ。お前ならどこへ行っても強く生きていけるさ。そんな風なことを言う上官を思い浮かべちゃいますね。

なんでこんな話になった。

そう、授業が多い。

こんなに多いと、読みたい本も読めない。打ちたい碁も打てない。手が回りませんなあ!

策を考えました。

いっそ、単位を取らない。

これ。これが上策。上中下で言ったら上。

肉を切らせて骨も断たせる。切られっぱなしだけど、安らかだ。さあ、安らかに死のうじゃないか。


閑話休題


こんな本を読んだ。


奇妙な事件と出会いながら、会社では秘密の業務にあたる。強まる義兄への恋慕と姉への思慕。傘に始まり傘に終わる。BL混じりの連作集。

長野まゆみ 『レモンタルト』


もうびっくり。

タイトル見て「爽やか〜〜」と思って買ったら、全然思ってた爽やかさじゃなかったんだもの〜〜。
事あるごとに主人公の会社員くん(男性)は同僚やらなんやらによって貞操の危機に陥るんだもの。
読んでて「んんっ!?」ってなっちゃったよ。「これ主人公、女性だったっけ?」って確認しちゃったよ。

ストーリはね、とても面白かった。あと義兄がいちいちカッコいい。惚れる。その辺一人称小説の強みでてる。主人公の恋する人はカッコよく描写されて当たり前だもんね。義兄が出てくると文章にパッと薔薇が咲き乱れる感覚。漫画で言ったら、あの、きらきらしたスクリーントーンが貼られてるね、間違いなく。皆さんもBL小説を書くときは、一人称で書くと良いかもしれない。私は書く予定はありませんけど、ね。

長野まゆみさんの本は、これと一緒に幾つか買ったんだけど、まだ読み切ってない。でも、どれもタブーな感じの恋が描かれていて、「とんでもねえ奴に当たっちまったぜ……。」って感じですな。

もっと現代の作家を知りたい、私なのでした。

どうぞあの世で幸せに!

今日は寒かった。大風が吹いていた

神奈川では突風まで起こったそうじゃないか。風が吹くと桶屋が儲かる。の前に、私の具合が悪くなる。特に寒い日の大風は、外でてもいないのに気圧変化を押し付けてくるから困ったもんだ。

そんなわけで今日は家でジーっとしていた。


こんな本を読んだ。


復讐に燃える王子が、狂気を装い憂悶に苦しむ。復讐を遂げるも、自らも毒に倒れる。


うん。

ハムレットだね。

読むたびに新しい発見があるね。こう、自分の経験値によって読み取れるものが変わってくると言うか。逆に昔読めたものが今は読めなくなってたり、ね。聖書ってそういうものだ。

なんでハムレットを読む気になったかっていうと、机の上から高校の頃のメモ帳が出てきて、それがハイデガーについてまとめたメモ帳でさ、そこの端っこの方に「ハムレット」って書いてあったんだよね。

なるほど。

死への存在 死への先駆 というヤツですな。数年前の私よ。はたして、その直感は当たっているのか?気になりますね。大学で一年間、文学を学んだこの現在の私が、検証してやろう。じゃあ読んでみよう。

結果。
よくわからない。

そもそもハイデガーをよく分かってないもの。

まあ、読み始めたらハイデガーの事なんて頭から吹っ飛んだっつーね。誰だよハイデガーナチス大好きおじさんかよ。ややこしいことを言うんじゃあない。ドイツ人はギリシャに賠償金を払え!ハイル!ギリシャ


“どこかの地点で、君は俳優になりたいという渇望ばかりでなく優れた俳優になりたいという渇望を抱いたんだ。君は今そいつに絡めとられてしまっている。” フラニーとズーイ