愛する理由を愛してるんだ
試験は予定通りアウトでした。と、思いきや意外と行けてしまった。雨が味方した!
職業適性診断 ってありますよね。あの、広く認知されているけれど、胡散臭さしかないアレですよ。
アレでね、私は大体いつも、いつも、「芸術家」「宗教家」「数学者」を勧められるんです。
ほら、この3つの並びってツッコミどころしかないじゃないですか。
芸術家 宗教家 数学者
どこからツッコめばいいのか分からないくらい、溢れんばかりじゃないですか。なんなら揺らさなくても零れてるみたいな、そういう並びじゃないですか。界面活性剤でゆるゆるの水じゃないですか。
だから、あえてツッコミは避けるんですけど
でもね、この並びからね、ひしひしと感じることがことがあります
診断くんの「お前は人間に向いてないよ」って突き放すような声。
芸術家 宗教家 数学者
ですよ。診断くん少し冷酷。そこまで言う必要はないだろって
せめて、せめて、数学者は文学者であって欲しかった。意味はそんなに変わらないんだから、せめて文学に従事させて欲しかった。
そんな適性診断、性格診断だけど、性格診断は企業の人事なんかにも使われると聞いた。
たしかに
《死にたいと思うことが》⚪︎ よくある
みたいな人は採用したくないと言うか、ちょっと「うっ」ってなるな。「こんなに元気に丸つけちゃってるな。」ってなるな「まるで水を得た魚のようだ」ってなっちゃうな
正直に丸を付けないように気をつけましょう
性格はそういうところに出るんです。
こんな本を読んだ。
檸檬を丸善に置く
梶井基次郎の『檸檬』だね。
傑作です。傑作。高校の授業でやった人も多いでしょう。私のところではやりませんでしたけど
たった今、授業で『檸檬』って一体どんな授業なんだ……?という疑問が脳裏を掠めました。でも小説の授業なんて何やってんだかよくわからないもんですよね。
今日初めて知ったんだけど、この人は小説『檸檬』と全く同じ内容の詩を一編書いてたんだね。梶井自身もこの話を気に入ってんだなって微笑ましいね。でもでも、なんでわざわざ詩と小説を両方書いたんだろう。そもそも出版はどっちが先なんだろう
青空文庫の奥付だと、詩の底本が全集だからどっちが先かよくわからない。
Wikipediaを見てみたけれど、まあよくわからない。
今後の課題ですなー
『檸檬』国文学徒はみんな好きです。
ですから、適性診断の質問は
《丸善に檸檬を》
⚪︎置く
どちらかといえば置く
どちらかといえば置かない
置かない
こうなります。
これは間違いなく国文学サイドの人間です。国文学生はどうしたってそうなっちゃいます。
捻くれ者なら一度は憧れる。それが、レモン爆弾なんですねー
そういえば、この前紹介した本のタイトルは『レモンタルト』だった
レモン尽くしの2月
レモン文学フェア
フルーツ文学フェアなんてのは面白いかもしれない
桃太郎から始まり、檸檬まで
季節で追ってもいいかもね
あるいは、日本人は果物とどう関わってきたのか?なんつってね
源氏物語には何種類の果物が登場します。なんつってね
ここに、アイデアを原型のまま放っておこうね
ふっふー